<お客様インタビュー#01>株式会社オプティマインド 代表取締役社長 松下健様
この度、我々datagは、日頃から弊社が支援をさせていただいている株式会社オプティマインドの代表取締役社長 松下健様にお話を伺いました。
株式会社オプティマインドは、「世界のラストワンマイルを最適化する」というビジョンを掲げるテックスタートアップ企業です。ソリューションプロバイダーとして、企業、業種、国の枠を超えた世界のラストワンマイルを、効率化ではなく、人々の心にとっての最適化を実現しようとしています。世界で一番ルート最適化について考え、投資し、創り上げる、世界屈指の専門集団を目指しています。
今回のインタビューでは、事業開発におけるアドバイザーとしてdatagにご依頼をいただいた背景や、実際に依頼をしてどう感じられたかなど、詳しく聞きました。
目次
知人を介して繋がったご縁で家族ぐるみのお付き合いに
datag鈴木:本日は貴重な機会をいただきありがとうございます。まずお伺いしたいのですが、弊社代表の小林とはどのような経緯で知り合われたのですか?
松下様:2016年頃に村儀さん(弊社パートナー)から LinkedInを通じて私に連絡をいただいたことがありました。村儀さんと会ってお話をしたとき、「面白い人同士だからぜひ繋げたい」と紹介いただいたのが、小林さんでした。そこで小林さんと村儀さんの3人でお話したのが始まりだったかと思います。その後も、定期的に小林さんとお食事をご一緒しながら、「今こんなことを考えているんですよね」と話をしたり、弊社で開発を統括している役員を連れて行って相談をさせてもらったりしていました。プライベートでも、家族ぐるみの付き合いがあります。
開発組織の組織力強化のために
datag鈴木:プライベートでもお付き合いがあるのですね。当時、どのような相談を小林へお話いただいたのでしょうか。
松下様: 当時の弊社は、ビジネス側が課題解決のために求める開発スピードと開発組織側で考える開発スピードが合っていないことがありました。この差を埋めるために必要なこととなると、開発組織内でマネジメントやリーダーとなるメンバーの育成、開発手法やルール作りなどがあります。我々は、これらをワンストップでサポートしてくださる方にハンズオンしてほしいと思っていました。それが、小林さんに依頼をした背景です。
datag鈴木:そのとき、他社は検討されなかったのですか?
松下様:検討しませんでした。弊社は、物流という領域に特化してサービスを提供している会社です。したがって、例えばゲーム会社でCTOをされていた方ですと、ニーズを吸い上げてプロダクト開発する際の価値観が少し違ってくるように思います。物流に知見があり、エンジニアとしてのスキルも高く、かつ海外の開発事例にも精通している点に魅力を感じ、小林さんに依頼しました。
私の個人的な志向や価値観についても壁打ちをさせていただいたこともありました。その過程で、お互いの価値観を理解し合えたことも依頼を決めた重要なポイントです。お互いの理解があるので、こちらが意図しない方向に進んでしまうような心配がありませんでした。実のところ、役員やCTOとして弊社に入ってくれたらいいなという思惑もあったのですが…残念ながらそれは叶いませんでしたね(笑)
小林からの問いかけで見えてきた本質的な課題
datag鈴木:実際に、小林に依頼してみて良かったなと印象に残るエピソードはありますか?
松下様:小林さんに依頼する前は、どうしてもHowの部分に終始しがちでした。例えばこの課題をどう解決すべきかは議論しても、そもそもなぜその課題を解決しなくてはならないのかについての議論は、いつも置き去りになっていました。そこへ小林さんが入ってくださって、「そもそもなぜそれを解決するのか?」「それはラストワンマイルを最適化するというビジョンに繋がるのか?」など、会社の存在意義を考えさせられる質問を投げかけてくれたんです。結果として、会社全体で今取り組むべき課題とそうでない課題について共通認識を持つことができました。それによって、開発ミドルマネジメント層の視座が変わり、物事をより俯瞰して捉えるきっかけの1つになったことが良い変化だったと思います。
datag鈴木:小林との対話によって、メンバーの方々の中で気づきが生まれたのですね。
松下様:あとは、開発責任者の育成や採用をしたいとなったときも、サポートしてくださいました。人材要件をパッと書き出してくれ、面接にも一緒に参加してくださいました。必要な要件を、私だけで洗い出すということは難しかったので、とても助かったのを覚えています。
信頼できるメンターとしての役割
datag鈴木:他に何か記憶に残っているお話はありますか?
松下様:経営側と開発プロダクトの責任者との情報共有についても相談をしていました。日々共有すべきことは何か、どのくらいの頻度でやるべきか、何を議論すべきか、また、問題が生じたときにどのようにアプローチしたら良いか、アドバイスしてくださったのをよく覚えています。
一般的な外部メンターですと、外から一側面だけを見てアドバイスをくれますが、もらった側からすると、「とはいえ内部にはこういう事情があるのに…」と悩むことが多いと思うんです。でも、小林さんの場合は、一歩・二歩・三歩と深く中に入って内情をよく理解した上で、「分かった、話そう」と声をかけてくださるので、非常に助かりました。例えば、開発マネジメント層のコミュニケーション醸成のため、経営層を含め皆でキャンプに行って、焚き火を囲みながら語らう機会を作ってくれました。当日は雨でしたが(笑)、小林さんが率先して企画してくださり会議室ではできない議論ができた良い機会となりました。
公私の両面で信頼できる相談相手
datag鈴木:そんなこともあったのですね。プライベートでもお付き合いがあるとのことでしたが、どのようなお話をしているのですか?
松下様:私の個人的な志向や価値観についての壁打ち相手になっていただく際、言語化できていない部分も温かく受け入れてくれ、根本的な価値を見直すきっかけを与えてくれたんです。目指すべき方角を見失いかけたときに、北極星の場所を指し示してくれる存在がまさに小林さんでした。
datag鈴木:単なるビジネスパートナーを超えて小林を信頼してくだっているのですね。
松下様:小林さんは、常に見守ってくれる父親のような感じがするんです。あえて口に出さなくても、非言語的な部分を分かってくれているんですよね。だからこそ、ちょっと道を見失いかけたときに、意見を求めたくなる存在です。小林さんは、私たちが目指している本当の最適化とは何か、それで本当に人を幸せにすることができるのかについて、共に深く考えてくれる方です。これからも、引き続き頼らせていただきたいなと思っています。
datag鈴木:今回のインタビューを通じて、小林が松下様にとって公私ともにお力になれていることを伺えて、嬉しく思います。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
インタビュアー:datag株式会社 鈴木理紗